長崎の観光スポット「眼鏡橋」の近くに9月29日、雑貨店「長崎の猫雑貨 nagasaki-no neco」(長崎市栄町、TEL 095-823-0887)がオープンした。
同店を運営するデザイン事務所「HOP」(長崎市銀屋町)は、長崎に生息する「尾曲がり猫」をモチーフにした雑貨ブランド「nagasaki-no neco」のインターネットサイトを2014年6月に開設。ポストカードや箸置き、のし袋、ブローチ、定規、Tシャツなどをネット販売しており、8月には唐草模様に尾曲がり猫をあしらった手拭いが新商品として加わった。店内には「猫舌神社」が鎮座し、おみくじならぬ「おみゃくじ」(100円)がレジ横に置かれている。
取り扱う商品を実際に展示販売する場所として開いた同店。すでに7月ごろから開店に向けた改装工事に着手していたが、「なかなか思うように準備が進まない」ことから、開店を待つ人たちから「いつ開店するのか?」という問い合わせが続いていたという。
小雨が降る中、初めての来店客は、ユニークな古着店「五鉄」(鍛冶屋町)を営む横山いずみさん。横山さんから猫をモチーフに手作りした開店祝いを手渡された猫村店長は「かわいいニャン!」と満足顔。横山さんは、誰もが猫顔になれる「ねこひげ」(店内で無料レンタル)を使って記念撮影に応じた。
尾曲がり猫の店らしく、外壁やチラシなどには「曲がったことが大好き」と書かれている。猫村店長は「近日中に開店と答え続け、すでに2カ月以上が過ぎた。理想を追えば今でも準備不足だが、いいかげんオープンすることにした」と話す。
開店日の理由を「9月29日は『来る福』と語呂合わせした『招き猫の日』(日本招き猫倶楽部が制定)。さらに毎月29日は『肉球の日』だから」と説明した上で、「もう、見切り発車するニャ!」と意気込む。
営業時間は11時~20時。水曜定休。