見る・遊ぶ 買う

長崎の季刊誌「らく(樂)」が日本タウン誌大賞受賞

2016年秋号(第33号)表紙

2016年秋号(第33号)表紙

  • 0

  •  

 全国各地のタウン誌やフリーペーパーの中から優秀な媒体を表彰する「日本タウン誌・フリーペーパー大賞2016」授賞式が12月2日、東京都内で行われ、長崎の季刊誌「らく(樂)」が有料媒体の大賞に輝いた。

[広告]

 全国各地にあるタウン誌やフリーペーパーの実績や活動を顕彰し、存在価値を広く知らしめることを目的に2011年から続く同賞は、「タウン誌部門」「観光部門(観光庁長官賞)」「グルメ部門」など11部門を表彰する。主催する一般社団法人「日本地域情報振興協会」(東京都渋谷区)によると、全国に約3000媒体が存在するという。

 季刊誌「らく(樂)」は2008年7月、かねてから長崎の歴史の奥深さや自然の美しさ、文化の多様性を紙媒体で表現したいと思っていた糸屋悦子さんが、他県の季刊誌を偶然目にしたことをきっかけに、発行人としての熱い思いだけで周囲を巻き込み創刊したという。

 独立したクリエーター20人ほどで構成した製作チームが手掛ける同誌のコンセプトは「知る、遊ぶ」。大人が楽しめる切り口とデザインに加え、永久保存したくなる普遍的な情報に内容を特化しており、創刊から8年目となる現在でもメンバーはほとんど変わらない。昨年、その世界観に共感したホテルが「樂ラウンジ」を開設した。

 発行人の糸屋さんは「創刊する時に決めた『美しく大人が楽しめる雑誌、保存してもらう価値のある雑誌』というコンセプトを大切にこれからも長崎の魅力を発信していきたい」と意欲を見せる。

 年4回発刊(3月、6月、9月、12月下旬)。変形A4サイズ。価格=1,000円(税別)。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース