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長崎・長与町体育館で「スポーツ能力測定会」 最先端技術で適性分析

ダッシュ力の測定

ダッシュ力の測定

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 長与町総合体育館(西彼長与町岡郷)で1月15日、同町在住の小・中学生を対象に米国の最先端技術「SOSUモーションキャプチャー」を使ったスポーツ能力測定会が開かれた。主催は認定NPO法人「長与スポーツクラブ」。

測定結果リポートの事例

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 当日は「長与町ロードレース大会」(主催=長与町体育協会)が行われており、同館は受け付け開始時刻の8時から参加者や保護者であふれた。小・中学生たちは学年に応じて1キロメートルから3キロメートルまでの3種目に参加。競技を終えた児童・生徒を対象に10時から3回に分けて測定会が行われ、49人の子どもたちが参加した。

 同技術は米国メジャーリーグやイタリア・セリエAなどで採用されており、被験者に取り付けた観測ポイントを高性能センサーが3次元測定する。測定内容はジャンプ力や敏しょう性、ダッシュ力、バランス力、視覚反応など。走る能力やステップ、敏しょう性などの時間は0.01秒単位、スイングなどのスピードは時速0.01キロメートル単位、ジャンプ力やバランスなどの長さは0.01センチメートル単位で正確に測定でき、従来のように測定作業の精度による誤差がほとんど生じない。

 子どもたちはスタッフの指示に従って数秒から数分程度の測定種目をこなした。その結果とロードレース大会のゴールタイムをコンピューターに入力して分析した「測定結果リポート」が個人別に印刷された。内容は測定値とともに「どの能力が優れ、どの能力が苦手か」をコンピューターが科学的にアドバイスしたり、「総合的に向いているスポーツ」を適性が高い順に10種目まで提示したりするほか、現時点の能力別に「プレーで生かせる能力」を具体的な競技種目でアドバイスするもの。

 測定を終えた子どもたちは、同システムを監修した元順天堂大学陸上競技部コーチの河波陽一さんの前に保護者と共に並んだ。河波さんは一人一人の結果を見ながら、保護者に対して食生活などの健康管理面やスポーツを選択する際の具体的なアドバイスを行い、それぞれ結果を手渡した。

 長与スポーツクラブ理事の金崎良一さんは「子どもたち自身でスポーツを選べることが素晴らしい。具体的なデータがあるので親も的確なアドバイスができる。測定会は今後ますます広がると思う」と話す。

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