九州と下関の「ローソン」で1月25日から、九州各県の人気店が監修したパンが各県1品限定で販売される。長崎県では老舗喫茶店「ツル茶ん」(長崎市油屋町)が「ツル茶んのチョコレトロ」を監修した。
ローソンは九州生乳販売農業協同組合連合会が主催する「ミルグルメキャンペーン」に参加している人気店監修の下、九州産の牛乳を使用したパンを発売することで牛乳の消費量アップと地産地消を推進する。
「ツル茶ん」は1925(大正14)年創業の九州で最古の喫茶店で、大正アイスクリームやケーキ、長崎風ミルクセーキ、トルコライスなど名物料理を提供している。
「ツル茶んのチョコレトロ」は、九州産牛乳を使用したミルククリームと濃厚な生チョコクリームをサンドしたしっとりとした食感が特徴のチョコブレッド。チョコペーストとブラックココアを織り込んだ生地に、さらにチョコシートを織り込んで焼き上げている。同商品の原型となっているのは、ツル茶んのスイーツ「チョコレトロ」。甘さ控えめのビターチョコレートが入ったどっしりとした食べ応えのパウンドケーキだ。約10年前からブラックコーヒーに合うスイーツとして親しまれてきた。
監修にあたった3代目の川村隆男社長は「オリジナルのチョコレトロには入っていない牛乳が隠し味になっている。ビターチョコとのまろやかなハーモニーを楽しんでほしい」と話す。
価格は130円。販売は1月25日から約1カ月間。