長崎のデザイン事務所「デジマグラフ」(長崎市勝山町)が4月21日、長崎県美術館(出島町)で「ロゴとネーミング」をテーマに勉強会を開いた。
同社社長でデザインを担当する羽山潤一さんと、コピーライティングを担当する村川マルチノ佑子さんは、九州アートディレクターズクラブ(K-ADC)グランプリ、長崎デザインアワード大賞など多数の受賞歴を持つ。
「デジ勉」2回目となる今回。定員70人の会場は、グラフィックデザイナーやウェブデザイナー、遠くは熊本からの参加者などで満席となった。
会の冒頭、羽山さんは「基本的にお客さんに自らの仕事は紹介しない。しかし、自らの仕事を発信することは重要。伝えることは自らの糧になるし、お客さん同士が勉強会を通じてつながることにもなると思い始めた」と開催理由について話した後、同社が関わってきた仕事を紹介。
ゲストには、オリジナルユニホームやグッズ制作を手掛ける山崎マーク(西海市)の社長、山崎秀平さんを招いた。山崎さんはクライアントの視点から、「ロゴをつくることで従業員の意識のよりどころができた。元々、ロゴは化粧のような上っ面のイメージがあったが、やってみると企業の背骨が変わったような印象」と話した。
村川さんは「ロゴ制作は事前に多量のヒアリングが必要。その結果がロゴとして表現されているので、ロゴよりも、その過程が重要。内側の外側という感覚」とコメントした。
今後は、「パッケージができること」(6月21日)、「お店を作ろう」(7月21日)を予定。開催はいずれも14時~。料金は、一般=5,000円、学生・パートナー社=1,000円。