長崎市内中心部でスヌーピーが描かれた飛行船が飛んでいるのが目撃され、話題を集めている。

係留地で待機するスヌーピーJ号

　現在、長崎市内を飛行しているのはアリコジャパンの飛行船「スヌーピーJ号」。アリコの親会社が新たに米国メットライフ社になったことに伴い、今年4月に変更される予定の新ブランド名「メットライフ　アリコ」の周知を目的とした飛行イベントだ。

　飛行船は全長約39.01メートル、高さ約13.41メートル、幅約10.97メートル。飛行速度は最大時速約85.3キロ。イルミネーション（内照灯）を備えており夜間航行も可能で、パイロットの他3人まで搭乗できる。

　アリコジャパン長崎事業推進室によると、1月初旬に福岡県に入り2月下旬まで福岡、長崎を中心に九州地区上空を飛行する予定だという。

　長崎駅前の高架広場から飛行船を目撃した20代女性は「飛行船というのを初めて見た。スヌーピーの絵がかわいい」と写真を撮っていた。別の40代男性は「子どものころ、初めて飛行船を見たときの感動を思い出した。せちがらい世の中に、ゆっくり空を滑っていく飛行船は一服の清涼剤のようだ」といつまでも眺めていた。