フェラーリやランボルギーニなどのスーパーカーがそろうイベント「スーパーカーフェス」が10月13日、水辺の森公園三角広場(長崎市出島町)で開催された。
実行委員会の岩崎さんは幼いころから車が大好きで、走る車を見たり、車のことを知ったりすることが大好きな少年だったという。就職した1990(平成2)年、ホンダNSXが発売されたのを見た瞬間そのフォルムなどに魅了され意を決し購入。そこから岩崎さんのカーライフ人生が始まった。
今回集まったスーパーカーは全37台。ティファニーブルーのランボルギーニは「世界に1台」しかないカラー。その他、光岡自動車の大蛇(オロチ)やフェラーリ16M、新型NSXなど、普段見ることができないスーパーカーが来場者を楽しませた。車は全て県内外のオーナーが自ら運転して会場まで運び、県外のオーナーはクルージングを楽しむなどして長崎を観光してもらう機会にもなったという。
「若者の車離れが増えていく中、憧れの車を見る機会が少なくなってきた。自分のように車が好きな子どもたちやスーパーカーを見たことがない若者、車全盛期の世代の人たち多くの方々に楽しんでもらえる場になれば」と開催の意図を話す。
「NSXを購入したことでホンダ公認の『NSXクラブ九州』に入会し、同じように車が好きな人たちとのつながりが広がった。宮崎で年1回開催されるスーパーカーのイベントに参加した時、県や市も協力し合い、市民の皆さんに温かく迎え入れられ、料理も振る舞ってもらい、スーパーカーを見てもらうことが『まちおこしを担う』ことを体験した。いつか長崎でも、まちおこしのためにも開きたいと思っていた」と振り返る。
今回の開催に際し、クラブに入ったことでつながった人々やイベントを通して知り合った仲間などに声を掛け、企画や協賛集めなどを自ら担当。イベントを行うのは初めての経験だったという。
「来場者の層が幅広く、老若男女世代を超えて楽しんでもらったり、来ていただいたオーナーにも長崎を楽しんでもらい知ってもらったりすることで、『個人でまた来たい』と思ってもらい地域活性につながっていけば。来年はもっと台数を増やし規模の大きなイベントを開きたい。多くの人にスーパーカーを通して楽しんでもらい交流の場になれば」と意気込みを見せる。