軍艦島が見渡せる野母崎の海岸線沿いにある地域唯一の洋菓子店「sourire×sourire(スリール・スリール)」(長崎市南越町、TEL 095-893-1950)で7月30日、チョコレートかき氷の販売が始まる。
鮮やかなオレンジ色が目を引く海運用コンテナを使った外観と船舶用の窓などをあしらい遊び心あふれるデザインを施した内装が特徴の同店。今年4月、イートインスペースに加え店の屋上にテラス席を増設した。さわやかな潮風に当たりながら軍艦島や野母崎の美しい海を眺めながらコーヒーやスイーツが楽しめる空間となっている。
店主の江崎貴之さんは「訪れた人に野母崎の魅力をより感じてもらおうと今年はかき氷を始めることにした」と話す。おいしいかき氷を追求しするため専用機材を導入し、純氷とパティシエが手作りするティラミスや「そのぎ茶大納言」のほか、フルーツを使った2サイズ6種類のソースを用意する。夏休み初日となる7月21日から3種類のフローズンドリンクとともに販売を始めた。
「チョコレートのかき氷が食べてみたい」という何気ないひと言から開発が始まったという「チョコレートかき氷」は、パティシエの小川兼太さんが考案。2種類のクーベルチュールを使った濃厚なチョコレートソースをかける。暑い夏でもチョコレートのしっかりとした味わいをさっぱりと楽しめるよう仕上げた。価格は900円(カップサイズ=450円)。
地元の特産品や季節の果物を取り入れ、地域ならではの魅力を感じてもらえる新作メニュー作りに積極的に取り組んでいる同店。江崎さんは「パティシエが手掛ける、当店ならではのかき氷。野母崎の新しい夏の味わいとして楽しんでもらえたら」と笑顔を見せる。
営業時間は10時~18時(売り切れ次第終了)。水曜定休。