コワーキングスペース「ダイアゴナルラン長崎」(長崎市油屋町)で2月21日、トークセッションイベント「NAGASAKI FUTURE CREATION」が行われる。
旧十八親和銀行思案橋支店跡1階に昨年1月17日オープンした同施設は十八親和銀行(銅座町)が運営。起業を目指す人と地域、企業などとの連携を促すと同時に、新ビジネス創出の支援を目指している。
トークセッションを繰り広げるのは長崎出身でジャズピアニストとして活動する平戸祐介さんと同じく長崎出身で映画監督や脚本・演出・構成作家などとして活動する金沢知樹さんの2人。イベントは同行の行員でコワーキングスペースの運営にも携わる山下淳司さんが「カルチャーを起点に長崎の外で成功した人と長崎でこれからクリエーティブな分野で起業したり、ビジネスを視野にコミュニティーを作りたい人との出会いの場を作りたい」と企画。平戸さんらが「長崎を盛り上げたい」という趣旨に賛同したことから実現した。
平戸さんは2012(平成24)年に自身初となるソロ作品「Speak Own Words」をリリースし、現在までに3枚のアルバムを発表。長崎を拠点に新しい音楽事業を提案する音楽プロジェクト「DEJIMA MUSIC HERITAGE」のエグゼクティブ・プロデューサーを務めるなど活動の幅を広げている。
金沢さんはお笑い芸人としてデビュー後、さまざまなバラエティー番組に構成作家として参加。斎藤工さんの初監督作品「半分ノ世界」(2014年、短編映画)や半沢直樹(2020年、TBS)など数多くの脚本を手がけてきた。昨年8月19日公開で草なぎ剛さん主演で長崎を舞台に描いた映画「サバカン SABAKAN」(2022年、キノフィルムズ)では映画初監督を務めている。
山下さんは「ビジネスやコミュニティー創出で長崎を盛り上げることに興味ある人だけでなく、音楽や映画が好きな人にも来てもらえれば」と呼びかける。
開催時間は18時30分~21時。入場無料で事前申し込みが必要。ライブ配信も行う。