アミュプラザ長崎(長崎市尾上町)で2月17日、フードドライブが始まった。
食品ロス削減の取り組みとして、家庭で使いきれなかった食品を支援が必要な人に届けるフードドライブ。農林水産省によると2020年度の食品ロスは年間552万トンで、国民1人当たりに換算すると毎日茶わん1杯分の食べ物が廃棄されている計算になる。
「アミュ サスティナ部」としてサスティナブルな取り組みにも力を入れる同施設。取り組みの一環としてフードドライブの設置は今回が初となる。集まった食品は「フードバンク協和」(佐世保市)が展開する各事業所を通じて児童福祉施設や老人ホームなどに届けるという。
同施設を運営するJR長崎シティ企画広報課の宮嶋優太郎さんによると、開始から10日で段ボール4箱分の食品が集まっているという。「SDGsの視点が求められるなか、食品ロスへの関心度の高さもあるのでは」と笑顔を見せる。
受付可能な食品は賞味期限が1カ月以上あり、常温保存が可能なもの。未開封で原材料の表示がある必要がある。生鮮食品やアルコールなどは受け付けない。
3月12日まで。