「長崎三和野外バスケパーク」(長崎市為石町)が6月27日で2周年を迎えた。
バスケットボールの指導者としてU15クラブチームを運営する「10x Street Style nagasaki(テンエックスストリートスタイルナガサキ)」が運営する同施設。一般用リング2本とジュニア用リング1本を備え、駐車場2台分とトイレや自動販売機なども完備。事前予約制で誰でも無料で利用できる。
同団体代表の生駒周仁さんは「『バスケは格闘技』と言われるほどプレーヤー同士の接触が激しいスポーツ。コロナ禍で日頃の成果を試す各大会が相次いで中止となっただけでなく、学校や公共の体育館が利用できなくなり、子どもたちの練習の機会も奪われてしまった」と振り返る。「練習の機会が奪われ困惑する子どもたちに気軽にバスケを楽しめる環境を作りたい」と屋外コートの整備を決めたという。
同団体は昨年2月、フリースペースなどを併設した有料の屋内コートを三和町に開設。生駒さんによると、「地元の協賛企業の協力の下、生活様式が変化しても色あせず、ひたむきにボールを追いかける日常の一コマになればという思いで運営している。コロナ禍の行動制限が解除された現在でも小さい子どもから中高生、大人まで、屋内コートとともに幅広く利用してもらっている。将来、このコートからプロ選手が誕生するなど、地域を盛り上げ、地元の子どもたちが夢を持てる場所にしていきたい」と意気込む。
利用可能時間は9時~19時。予約は公式LINEで受け付ける。