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長崎・さくらの里 米粉の菓子とパンの店「アンドシフォン」が1周年

店主の松崎輝美さん(左)と早紀さん

店主の松崎輝美さん(左)と早紀さん

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 米粉を使った菓子とパンの専門店「And.chiffon(アンドシフォン)」(長崎市さくらの里2)が7月31日で1周年を迎えた。

期間限定の「まるごともも」

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 店主の松崎輝美さんは仕事を辞めざるを得ないほど体調を崩し、3年ほど家から出られない状態になった経験がある。病を乗り越え、健康な体づくりのために「食」を大切にしたいと、米粉を使ったパンや菓子づくりを始め、SNSで発信するようになった。

 SNSを通じて「作り方を教えてほしい」という声が届いたことから義娘の早紀さんと2年ほど前から自宅で料理教室を開いている。「松崎さんが作るパンや菓子を食べたい」という声も多かったことから、自宅の庭だった場所にクッキングスタジオを兼ねた工房を備える店を増築し、昨年の松崎さんの誕生日にオープンした。

 看板メニューの「ノンオイル米粉シフォンケーキ」は米粉や素材のおいしさそのままに、油を一切加えず「かるふわジューシー」に仕上げている。メニューはプレーンやチョコ、塩こうじバニラをはじめ季節メニューなど30種類の中から日替わりで並べ、カットとホールで用意すると同時にクリーム系のシフォンケーキもそろえる。生クリームは北海道産生クリームを使い、無添加にこだわる。米粉を使ったパンや焼き菓子、シュークリームなども用意。季節のフルーツが楽しめるシフォンサンドのほか、7月からは桃をまるごと使ったスイーツ「まるごともも」を期間限定で販売している。

 昨冬はクリスマスケーキの販売にも挑戦。デコレーションケーキの需要も多いと感じたことから、バースデーケーキの受注販売も始めた。

 長崎市内中心部で開催されるマルシェなどのイベントにも出店している同店。店が郊外にあることから「ずっと行ってみたかった」と声をかけられることも多いという。

 松崎さんは「米粉というと『体にいいけど、硬くてずっしりしている』といったイメージがついてしまっている。工夫すればおいしい菓子にできるということを伝えていきたい」と意気込む。

 営業時間は11時~。月曜・木曜と第2・第4日曜定休。

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