ゴディバ アミュプラザ長崎店(長崎市尾上町)で9月21日、梅月堂(諫早市)とコラボした「シースクリーム チョコレート」の先行販売が始まった。
ベルギーのチョコレートメーカー「GODIVA」の販売を手がけるゴディバ ジャパン(東京都港区)が日本各地のシェフとともに開発する「ゴディバ マンスリー シェフズ セレクション」の一環。同社エリアマネジャーの田川由美さんによると、同シリーズは2021年に「半熟生カステラ」を手がける老舗「菓秀苑森長」(諫早市)とコラボした第1弾「スプーンで食べる生カステラ」を発売して以来、各地の銘菓とコラボした商品を限定販売。同社のほか、長崎ではこれまでに「クルス」を手がける小浜食糧(雲仙市)とコラボし、今回が3回目となる。
「シースクリーム」は1894(明治27)年創業の老舗和洋菓子店・梅月堂が発祥の長崎だけのご当地ケーキ。フワッとした食感のスポンジにカスタードを挟み、ホイップクリームと当時貴重だった缶詰フルーツの黄桃とパイナップルをのせる。1945(昭和20年)ごろ発売し、今なお不動の人気を誇る、長崎市内では誰もが知るソウルフードの一つとして愛されてきた。
約半年かけて開発したコラボケーキはココアスポンジにコクのあるチョコレートカスタードクリームをサンドし、天面にはチョコレートホイップクリームとシースクリームのトレードマークの黄桃とパイナップルをトッピングした。梅月堂の本田時夫社長は「シースクリームの『どこか懐かしい味わい』を残しつつ、ゴディバのブランドに恥じないチョコレートケーキにするため、スポンジの食感とチョコレートとカスタードとのバランスにこだわり仕上げている」と話す。
田川さんは「各地の銘菓とコラボする企画は長崎からスタートしたもの。まずは地元・長崎の皆さんに懐かしい味わいのシースクリームにゴディバらしいチョコレートをコラボした懐かしさと新しさを感じる、ぜいたくな味わいを楽しんでもらえれば」と来店を呼びかける。
1箱2個入りで、価格は2,160円。9月28日から、九州内の一部のゴディバショップに販路を拡大。10月6日からはオンラインショップで、EC限定パッケージを数量限定で販売する。