揚げ焼きパン専門店「MP cafe」(長崎市大浦町)が3月18日、オープンした。
九州初出店の揚げ焼きパン「象の耳」を扱う同店。もともとホテルがあった建物のエントランスとフロントの場所を生かし、20席ほどのイートインスペースとテラス席を設置。雲とパンをイメージした看板で店名は「モダンなパンカフェ」に由来するという。
販売する揚げ焼きパンは、アレルギー成分となる卵や乳製品、添加物を極力使わず、「外はサクサク、中はふかふか、後からもちもち」食感を目指した独自製法のものだという。アメリカの屋台で販売されていた揚げ焼きパン「エレファントイヤー」をモチーフに18年の歳月をかけて開発し、「揚げたパンを高温で焼き上げながら油を飛ばすことで油っこさをなくした新しい食感を実現した」とも。
注文を受けてから焼き上げるスタイルで提供する。店長の竹田好伸さんによると、テイクアウトの場合はレンジやオーブントースターで温め直すことで「ふかふか、もちもち」の違った食感も味わえるという。
「プレーン」(270円)のほか、「マルゲリータ」「スパイシーマルゲリータ」「磯のり焼きチーズ」(以上480円)などに加え、デザート系の「シナモンシュガー」(300円)や「宇治抹茶&塩あんこ」(380円)、「クリームチーズ&ブルーベリー」(480円)など12種類をラインアップ。「コーヒー」(400円)や「酵素レモネードゆずソーダ」(500円)などドリンクメニューとともに味わえる。
「学校が近いエリアということもあり、地元の方を中心にカフェ利用だけでなく手土産などとしても喜んでもらっている」と竹田さん。グラバー園や洋館群などがある観光地・長崎居留地エリアにあることから、「地元の方だけでなく、観光客にも散策の合間に揚げ焼きパンやカフェメニューなど楽しんでもらえれば」と来店を呼びかける。
スタッフらが「利用客に見た目も楽しんでほしい」と接客の合間を縫って手書きでメッセージを書き込んだおしぼりはバリエーションも数多く用意。ネットで「かわいい」という書き込みもあることから、「揚げ焼きパンとともに楽しんでもらえれば」とも。
営業時間は10時30分~19時。