ジャズイベント「NAGASAKI CITY JAZZ」が11月16日・17日、JR長崎駅かもめ広場や浜の町など5会場で開催される。
長崎市出身のジャズピアニスト・平戸祐介さんが総合プロデュースし、「長崎の街に出かけ、市民が文化に触れると同時に日々の生活を彩りあふれるものにすることで新しい長崎の街のブランディングづくり」を目指すという同イベント。昨年12月にJR長崎駅かもめ広場を中心に初開催し、プロのミュージシャンのライブや市民参加型ステージ、ワークショップなどを開催。2日間で8万2000人が訪れた。
同実行委員会は8月22日、今年の開催に先駆けてプレイベントと記者発表を行った。今年は長崎の街を回遊しながらジャズを楽しめるイベントを目指し、開催場所を拡大。かもめ広場だけでなく浜の町や新大工商店街、長崎駅前商店街など5会場で行う。まち歩きアプリを活用したスタンプラリーの実施も予定する。
記者発表に登壇した平戸さんは「父が市内で営んでいたジャズ喫茶でジャズに触れ、クラシックピアノの教師をしていた母からピアノの基礎を教えてもらい、ジャズピアニストとしての道を志した。若い頃に地元の大人たちが応援してくれた姿に『こんな大人になりたい』と憧れた。身を揺らして理屈なしに楽しめるジャズの魅力を長崎の人に伝えられれば」と意気込む。JR長崎シティ社長で実行委員長の中野量太さんは「ジャズの力で長崎の街をもっと元気にしたい」と意気込みを見せる。
長崎市は「街の魅力を高め、経済活性化につながる取り組み」としてイベントを「長崎創生プロジェクト事業」に認定。●刀岳秀長崎副市長が会場を訪れ、認定証を授与した。
プレイベントでは平戸さんらがミニライブを行い、買い物客らが足を止めてジャズの音色を楽しんだ。
●=たくみへんに刀。