ドライバーに早めのヘッドライト点灯を呼びかける「点灯ありがとう活動」が10月25日、旧香港上海銀行長崎支店記念館(長崎市松が枝町)前で行われた。
長崎居留地歴史まちづくり協議会を中心に旧香港上海銀行長崎支店記念館も共催して行った同活動。昨年11月に続き2回目となる。「おもいやりライト」は16時~18時は交通事故が最も多い時間帯であることから、早めにヘッドライトを点灯することで、前方を見やすくすると同時に歩行者に車の存在を知らせることで歩行者事故削減を目指す活動。「おもいやりライト運動事務局」(横浜市西区)を中心に2010(平成22)年から全国各地で活動を展開。運動事務局が10月から12月にかけて全国各地で一斉展開する「点灯ありがとう」活動の一環として行った。
当日は同協議会のメンバーを中心に交通安全協会のメンバーや活水女子大学で居留地の研究を行う学生や教職員、海星高校の生徒ら約30人が参加。大浦警察署の職員やグラバー園のマスコットキャラクターのグラバーさんも駆けつけた。参加者らは「早めのライト点灯」を呼びかける黄色いプラカードなどを掲げ、ドライバーにヘッドライト点灯を呼びかけた。
長崎市まちなか事業推進室の職員として参加した平山広孝さんによると、「学生や交通安全協会のメンバー、活水女子大学の学長などの参加者が増え、昨年以上に盛り上がりを見せた。交通安全が前提になっているイベントだが、ちょっとしたアクションを起こすことがまちづくりの一歩。アクションを起こす体験がまちづくりにもつながってほしい」と期待を込める。「今後もこのような活動を続けていければ」とも。