長崎市高島を拠点に活動する「RAINBOW MUSIC(レインボーミュージック)」の15周年記念ワンマンライブが12月8日、三和公民館ホール(長崎市布巻町)で行われる。
2008(平成20)年に4人組ボーカルグループとして結成した同グループ。仙台を中心に関東~東北エリアで活動していた。2011(平成23)年に発生した東日本大震災でリーダーのNINIさんとメンバーのnoncoさんが関東に移住することになった。翌年、福島での恩人が九州へ移住したことがきっかけで長崎・佐賀・福岡で九州ツアーを行ったところ、「気さくに声をかけてくれる九州の人柄にほれ込んだ」という。
2013(平成23)年 7月 にNINIさんが高島に移住したのを皮切りに他のメンバーも移住を決め、拠点を移した。地域のまつりやイベントなどで楽曲を披露するだけでなく、2015(平成25)年にはレゲエの授業を教え伝えるsing J royさんと出会ったことがきっかけで高島の中学生と「タカシマタカラジマ」を制作。翌年には高島の夏のイベントとして「タカシマタカラジマ」を企画した。商工会青年部として活動する深堀陽水さんと出会ったことから、高島がある「長崎南部エリアを盛り上げたい」と市町村合併を機にスタートした「五活祭」をルーツに音楽フェスとしての復活に取り組むなど、地域に根づいた活動を続け、出演するライブには老若男女幅広い世代のファンが訪れている。
会場となる三和公民館ホールは地域のイベントなどが開催されてきた場所であることから、当日は屋外にキッチンカーやステージを用意。今年2月にナナイロプロダクションから独立した野母崎の永遠の非公式キャラクター「水仙マン」や「ovation(オベーション)」がパフォーマンスを披露する。
単独ライブでは親交のある三和町出身のシンガー・ソングライター「Cozue(こずえ)」さんや松浦市出身のシンガー・ソングライター岩佐一成さんさんが前座を務め、約3時間のステージを披露する。
ライブに先駆けて約4年ぶりのアルバム「Lots of Love」を11月にリリースしたばかりの同グループ。「コロナ禍もあったことから、10周年以来、5年ぶりの単独ライブ」と振り返るNiNiさん。「イベント出演では30~40分ほどのステージしか披露できなかったので、たっぷりと楽しんでほしい」と来場を呼びかける。「コロナ禍も落ち着き、本来思い描いていた活動ができるようになってきた。空白の5年を埋め、これからにつなげていけるようなステージにしたい」と意気込む。
キッチンカーは11時~、屋外ステージは12時~。ライブは全席自由席で11時から整理券を配布。14時開場、15時開演。料金は、大人=3,000円、高校生以下=500円。