
「やがみハッピーハロウォーク2025」が10月12日、東部地域にこにこセンター(長崎市矢上町)を中心に矢上町周辺で開催される。
学習塾「アシストゆめ塾」(矢上町)を経営するの白石彩さんが2018(平成30)年に「ひがながハッピープロジェクト」を立ち上げ、初開催した同イベント。塾に通う子どもたちが「将来何になりたいか」と考えたとき、「地域の企業やどんな仕事をしているのか分からない」という話を聞き、「これまで塾内で開いていたハロウィーンイベントを、地域を巻き込んで開催することで遊びと学びの場を提供すると同時に、地域の企業や大人と触れる機会にもなれば」と毎年開催してきた。コロナ禍で中断したが、2023年に復活。同年、地域コミュニティー「矢上みらいまちづくり協議会」が発足し、構成団体の一つとして同プロジェクトも加入したことから2024年からは規模を拡大し、同協議会が主催となって開催している。
当日は、東部地域にこにこセンター大ホールをメイン会場に橘中学校吹奏楽部の演奏でスタート。○?ゲームやビンゴ大会、ダンスチームによる演技を行う。クイズラリーは矢上町商店街の30店ほどをチェックポイントに、それぞれの店や業界に関するクイズに答えながらゴールするとお菓子などの景品をもらえる。「遊んで学べる体験ブース」ではアップサイクル工作やモルックの体験会のほか、物々交換会なども行う。サブ会場となるアシストゆめ塾ではお菓子や軽食、雑貨など10店ほどが集まるハロウィーンマルシェも開催する。長崎自動車学校を駐車場として開放し、キッチンカーも出店する。
「自主性や行動力、適応力を磨いてもらおうと小学生を中心に子どもたちが準備などを行い、当日は家族や友達と仮装を楽しみながら地域の店の人との交流を楽しんでもらえるイベントとして開催してきた」と話す白石さん。「昨年は協議会が主催となったことで規模を拡大し、700人以上が訪れるイベントになった。今年は協議会の子ども部会がステージ企画をすることで、より地域を巻き込んだイベントになる。多くの人に楽しんでもらえれば」と来場を呼びかける。
開催時間は11時~15時。参加無料。