「香焼チューリップまつり」が3月20日、長崎市香焼町にある安保地区の花壇で始まる。
香焼エリアは江戸時代には石炭の存在が知られ、ほそぼそと採掘が行われてきた。1874(明治7)年に香焼炭鉱が操業し、かつては炭鉱の島として栄えていたが1964(昭和39)年に閉山した。春になると40種類4万本のチューリップが咲き誇る1250平方メートルの花壇は、かつて香焼炭鉱が操業していた頃、炭住アパートが立ち並んでいた炭鉱施設の跡地。地域住民の植栽から始まり、2000(平成12)年ごろからは自治会が中心となって整備してきた。長崎県が主催する「ふるさとづくり花壇コンクール」では2004年度・2005年度に最優秀賞を受け、映画「いつか読書する日」(2024年)のロケ地にも選ばれた。夏に咲く5万本のヒマワリなど四季折々で美しい花が楽しめる場所として知られている。
花壇を所有するテツゲン(東京都千代田区)や地元企業の賛同で2007(平成19)年に実行委員会を立ち上げて毎年開いてきた同イベント。コロナ禍には花壇を開放する形で継続し、2020年に行ったフォトコンテストには100点以上の応募があった。今年は長崎市南部エリアを盛り上げようと取り組む深堀陽水さんも実行委員として協力し、ライブなどでイベントを盛り上げる。
期間中はキッチンカーや出店などが並ぶ。22日のメインイベントでは、花の苗のプレゼントや高島を拠点に活動する「RAINBOW MUSIC(レインボーミュージック)」のライブ、ワークショップ、バーベキュー(BBQ)交流会などを開催る。このほか、深堀さんが現在長崎市南部エリアで導入に向け準備を進めているレンタル電動トゥクトゥクの体験試乗も予定する。
実行委員長の大山昇さんは「地域住民らが花壇の手入れなどを行い、毎年開催してきたイベント。多くの人に訪れて楽しんでもらえれば」と来場を呼びかける。
入場無料。3月29日まで。開花状況は長崎市のホームページで確認できる。