長崎で「仲間たちライブ」-フォークマニアが練習の成果を発表

前面(写真左側)が広くなった「フォーク酒場1970」のステージ。提供=榎島英巳さん

前面(写真左側)が広くなった「フォーク酒場1970」のステージ。提供=榎島英巳さん

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 「フォーク酒場1970」(長崎市銅座町)に通う常連客が9月4日、原楽器店2階ステージ(鍛冶屋町)で初の練習発表会「仲間たちライブ」を開く。

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 同店は今年1月にオープンした誰でもギターが弾けるスナック。9坪ほどの店内にはカラオケはなく、自由に使えるステージがある。アコースティックギターからエレアコ、エレキギター、エレキベース、12弦ギターが用意されており、フォークソングブックを見ながら誰でも自由に弾いて楽しむことができる。開店以来、長崎市内だけではなく、口コミやネットの情報から県外からの来店客も多い。

 ライブで演奏するという池永さんは「大塚博堂の『ダスティン・ホフマンになれなかったよ』が大好きで、大学時代はフォーククラブに入っていた。加藤和彦や高石ともや、岡林信康などを練習している」とうれしそうに話す。

 「これは初めての練習発表会で、演奏するのは47歳から67歳までの13人。70年代フォークを中心に30数曲を披露する。学生時代にフォークに熱中していて、社会人になって仕事や生活に追われて忘れていたという人がほとんど。練習のかいもあり、レベルが驚くほど高く仕上がっている。この世代がヒーロー、ヒロインになれる場を提供できたことが何よりうれしい。20~30代も参加するので、ぜひ1人でも多く参加してほしい」と同店マスターの榎島英巳さんは話す。

 「青春がよみがえるし、何といっても仕事の利害を超えた仲間ができて楽しい。周囲の若い人たちに演奏を聴かせたら私を見る目が変わった。フォークは最高」と池永さん。

  開演は13時。入場無料。問い合わせは同店まで。

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