2016年「先進国首脳会議(サミット)」を長崎に誘致しようと、長崎在住の経営者らがフェイスブックページを使って呼び掛け、「いいね!」が集まっている。
サミット開催を呼び掛けているのは長崎在住の経営者や学生、アーティストなど幅広い市民で作る「長崎を自ら考える会」。事務局長の大川浩司さんは「2016年のサミットを平和サミットとして長崎に誘致することを目指している。今の長崎ではそれに対応できる会場がない。これからの10年をいかに過ごすかは長崎にとって非常に重要。九州の県庁所在地で長崎市の人口減少率は群を抜いており、このままでは2035年には33万人を割り込んでしまう。大規模な事業は次々と計画されているがグランドデザイン(将来のビジョン)が見えてこない」と話す。
同ページ上には提言書のPDFなども用意し、誰でも閲覧することができるようにした。大川さんは「私たちの活動に対して意見はいろいろあると思うが、最もいけないことは無関心。先進国首脳会議を長崎に誘致するという大きな目標を掲げることで、必然的にグランドデザインを考えざるを得なくなる。これをきっかけに多くの市民に長崎の将来像を一緒に考えてもらいたい。まずは『いいね!』をよろしくお願いします」と笑顔を見せる。