10月13日にオープンした居酒屋「炉ばた屋ゑびす」(長崎市鍛冶屋町、TEL 095-827-5700)がフェイスブック上で開店前から進捗(しんちょく)を公表して多くの人と交流を図り、サイレントオープンにもかかわらず多くの利用客が訪れている。
同店の情報をフェイスブック上に掲載しているのは、同店を経営する竹村グループ社長の竹村義隆さん。「新店舗作業ファイル」と題する該当トピックには、同店が計画段階から徐々に形になっていく様子を、携帯で撮った写真を掲載しながら克明に伝えている。
「通常はプラン段階で企業秘密を公表することはありえないだろうが、フェイスブックは仲間内の交流という認識で公開した。皆さんに楽しんでもらうつもりだったが、自分が一番楽しかったかもしれない」と竹村さん。携帯からアップロードされた写真には、まだ構想段階での店舗レイアウトのプラン図や進捗ごとの工事風景、試食会での商品の写真など、かなりの部分をリアルタイムで公表している。トピックにはたくさんのコメントが集まり、「おいしそう」などの書き込みがあると、さらにコメントが加えられるという具合に交流が活発になっていく様子が記録されている。
「多くの方から『いつオープンするのですか』という質問を受けた。しかし事前告知せずにサイレントオープンしてみたかったので、そろそろいいかなと思ってオープンしたのが13日。それにもかかわらず、たくさんの人に来店してもらい本当にありがたい」と振り返る。
メニューは、活サザエのつぼ焼き(600円)、本日の煮魚(550円~)、長崎名物豚の角煮(680円)など。コース料理は2時間の飲み放題付きで4,000円、4,500円、5,000円。
営業時間は17時30分~24時(金曜・土曜・祝前日は翌1時まで)。