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長崎「高島フルーティトマト」栽培オーナー募集-「恵み感謝祭」会場で

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 崎永海運・高島トマト事業部(長崎市高島町)は11月19日・20日、長崎出島ワーフ周辺で行われる「ながさき実り・恵み感謝祭2011」の特設テントで高島フルーティトマトの来年度オーナーを予約募集する。

高島トマト事業部のメンバー(後列左から2人目が蔵治部長)

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 高島フルーティトマトの故郷・高島町は、かつて炭鉱町として栄えた長崎港沖に浮かぶ小さな島。現在は釣り公園やキャンプ場、温浴施設などが整備されリゾートの島として生まれ変わっている。1989年、旧高島町の元で第三セクターとしてトマトを特産品とする事業が始まり、市町村合併に伴い事業を引き継いだ長崎市から現在の崎永海運が土地と施設を借り受け、事業を引き継いで現在に至っている。

 高島町は冬でも温暖な気候で日照時間も多いため、毎年1月から5月に収穫される高島フルーティトマトは、通常のトマトの糖度が5度前後なのに対し、収穫時期での違いはあるが9度~11度とメロン並みの甘いトマトが収穫できる。その秘訣(ひけつ)は、通称スパルタ農法と呼ばれる永田農法の指導を受け、植物が本来持つ力をギリギリまで引き出すため、最小限の肥料と水で育てるためだという。購入者の口コミなどで、そのフルーツのような甘さで人気が広がり、今では全国にファンがいる。

 イベント会場では、来年2月1日~5月31日のオーナーの予約を受け付ける。募集会員数は100人。料金は1人あたりトマトの苗3本で1万円。オーナー会員は期間中いつでも専門知識を持った職員の指導の下で栽培管理体験ができる。期間中は3回程度、合計10キロ程度のトマトが届く。その糖度は時期により5度~11度と幅広いため、いろいろな味を楽しめる。通常の高島フルーティトマトの販売価格が1キロあたり1,700円前後するため7,000円ほど安く買える。トマトの送料や体験時の交通費などはオーナー負担。

 崎永海運・高島トマト事業部の蔵治部長は「毎回、あっという間に完売になり本当にありがたい。今はちょうどトマトがない時期なので予約のみになるが、当日お金は不要なので気軽に申し込んでほしい。テントでは今とても人気がある「えびすや」さんのトマトを練りこんだトマト麺(= 400円)とトマトドレッシング(= 600円)を販売するので、こちらもぜひ食べてみて」と呼び掛ける。

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