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クリスマス限定商品「シュトーレン」、長崎の就労支援ショップが販売

店内で販売されている「シュトーレン」

店内で販売されている「シュトーレン」

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 長崎の就労支援ショップ「クレイン・ファーム」(長崎市片淵1)が現在、クリスマス限定商品「シュトーレン」の予約販売を行っている。

店舗の外観

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 シュトーレンは、ドイツのドレスデンで14世紀ごろに誕生したといわれるクリスマス用の菓子パン。今ではドイツ全土で食べられており、クリスマスの約4週間前から用意し、スライスして少しずつ食べながら、クリスマスにちょうど食べ切る風習があるという。白砂糖をまぶした独特の形が誕生したばかりのキリストを毛布で包んだ姿に似ているとも言われている。

 同店を経営するのはフリースクール「クレイン・ハーバー」(赤迫1)。仕事をしたいと思いながら行動できなかったり、社会に出ることに不安を覚える若者に就労支援を行っている。

 同店のシュトーレンは、しっとりした生地にドライフルーツをたっぷり練り込み、2日間かけて仕上げる。焼きたてよりも1週間以上たったころがおいしいといわれ、保存も約1カ月可能。見本を兼ねて店内で数本を売っている以外は限定200本の完全予約販売で、価格は1本700円(約350グラム)。予約は店内で受け付ける。

 就労を指導している同店スタッフの中富良彦さんは「いろいろな理由で人と接するのが苦手な若者が店頭に立って頑張っている。周りの人たちの温かさに支えられて少しずつ自立していく姿に自分自身も励まされる。彼らが作ったシュトーレンをぜひ食べていただければ」と話す。

 予約販売は16日まで。商品の受け渡しは19日~24日、同店と「つるのぱんや」(赤迫1)で行うが、希望者には配達の相談にも応じる。

 営業時間9時~19時。土曜・日曜定休。

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