長崎・出島ワーフにあるトンカツ専門店「西洋亭」(長崎市出島、TEL 095-820-8515)のオーナー野田信行さんが龍馬をテーマに作った詞に専門家が作曲し、地元少年少女合唱団の歌声で作られたデモ版がYouTubeで披露され、話題を集めている。
野田さんは30年前に同店を創業。10年前、出島ワーフの開業で現在地に店舗を移転した。若い頃は料理修行で鍛え上げられたという野田さん。思いついたものは何でもすぐ形にしたい性格だという。「料理も粘土細工も、絵も、作詞も、想像による創造だからすべてつながっている」と話す。
昨年、「龍馬伝」が始まるという話を聞いた時にイメージが沸き、一気に詞を書き上げたという。タイトルは「龍馬伝説、夜明けの風」。当時は歌にするつもりはなかったが、作曲家の早乙女浩さんと話をしていて曲をつけようということになったという。
野田さんのイメージでは、龍馬が封建的な土佐から長崎へ来たことは非常に意味深いことで、外国人があふれ、港には外国船が停泊している様子を見て感動するとともに外国の侵略に対する危機感も人一倍強くもったのではないかと思ったという。
できた歌は長崎少年少女合唱団との出会いで、地元の少年少女たちに歌ってもらうことになったという。9月18日17時から、グラバー園近くで行われる「居留地祭り」でも歌声が披露される予定。