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長崎で「みんなにやさしいトイレ会議」-トイレ事情を市民目線で討論

「みんなにやさしいトイレ会議」1回目の様子

「みんなにやさしいトイレ会議」1回目の様子

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 トイレ事情を市民目線で討論する「みんなにやさしいトイレ会議」が3月31日、長崎市中央公民館(長崎市魚の町)で開催される。今年で2回目。

 今回のテーマは「オンナ心VS男にも言わせて『トイレ談義』」。トイレに対する女性と男性の視点に着目する。「外観はきれいだけど臭い」「公衆トイレに女性の視点を」「男子トイレにも女性トイレ並みの愛情設計を」など、日頃言えないトイレへの思いについて談義を繰り広げる予定。

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 当日は、第1部「公衆トイレ本音トーク」、第2部「オンナ心の理想VS男にも夢があるトイレ談義」で構成。NBCラジオディレクター松尾千代さん、グラフィックデザイナー溝田真美さん、社会福祉士・豊福和範さんをパネリストに談義を進める。

 「みんなにやさしいトイレ会議」の視点は次の3つ。「新設トイレの基準提案」「改装トイレの基準提案」「利用者側への提案『マナーアップ作戦』」。「安心・安全で、みんなにやさしいトイレ」をコンセプトに、「入りたくないトイレ」から「入りたいトイレ」の構築を目指す。

 実行委員長の竹中晴美さんが25年前に企画したイベントに関連して、長崎の公衆トイレの実態調査を1年がかりで行い行政に提出したことがきっかけとなった今回のイベント。以後、長崎の公衆トイレの外観は立派になったが、女性にとっての使いやすさなどには改善すべき点が残り、問題定義の意図を込め公衆トイレの実態調査本「まあだだよ」を出版。本は神戸大学のテキストとして採用されるなど全国の話題になるなど評判を呼ぶ。だが「女性が入りたがらない公衆トイレ」のイメージに大きな変化はなかった。

 悶々(もんもん)とした竹中さんは、昨年3月に有志で同委員会を設立し活動を再開。第1回公開会議、第1回シンポジウム、トイレ川柳の公募、月1回のメンバー勉強会など、精力的に展開している。

 第1回のトイレ会議では、長崎駅前のトイレを見違えるほどに改善したJR長崎支社長をゲストに事例発表が行われたほか、「男子トイレにもベビーキープがほしい」「障害者用のトイレのドアが重い」など利用者側から具体的な意見も出された。

 シンポジウムには200人以上が参加し、「トイレ川柳」では全国から400通を超える応募があるなど、観光都市長崎の公衆トイレや生活に密着するトイレに興味を向ける人は多い。「少しの工夫で利用者に優しいトイレになるはず。私たち一人一人がトイレに対してもっと関心を持つことが必ずトイレ文化の進化につながる」と竹中さん。

 開催時間は14時~16時。入場無料。問い合わせは長崎市まちづくり推進室(TEL 095-829-1271)まで。

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