長崎の雑貨と自然食品の店「ARTHUR（アーサー）」（長崎市興善町、TEL 095-827-5708）が現在、カステラをテーマにした雑貨新商品の名前を募集している

丸い小物入れ（左）と四角い置物（右）（共に価格未定）、大型クリップ（手前、価格＝420円）

　昨年10月17日にオープンし、今月1周年を迎えたばかりの同店。店主の川谷麻子さんは2009年に大学卒業後1年半余り、長崎市内の土産品店で商品開発や販売の仕事に携わってきた。その後、フランスに旅行したときに魅力的な雑貨店が豊富にあるフランスの裏通りの雰囲気に感動し、自分でも店を持とうと決意。あえて裏通り的な雰囲気がある同所に店を開いたという。フランスから買い付けた雑貨やハンドメード作家によるオリジナル雑貨、有機紅茶やジャムなどの自然食品を販売。店名の「アーサー」は麻子さんの名前からヒントを得て命名したという。

　同店で受託販売している、ハンドメード作家が長崎名物のカステラをテーマにニットで編んだ新しい雑貨を展示したところ、多くの客に「かわいい」と好評だった。「私自身とても気に入っている作品。今は取りあえず『カステラちゃん』などと呼んでいるが、ぴったりの名前が浮かばないので作家さんと話し合って公募してみようということになった」という。同店では現在、丸いカステラ型の小物入れと四角いカステラの置物、本の栞（しおり）などに使うカステラ型の大型クリップの3種類を扱う。

　「長崎にはおいしい食べ物や伝統工芸品などの誇れる県産品がたくさんある。ハンドメードなので量産はできないが、このカステラ雑貨も立派な県産品。これからも新しいカステラ雑貨をどんどん開発するので、かわいい名前をぜひ付けてほしい」と川谷さんは呼び掛ける。

　作品は同店のフェイスブックページで受け付けている。メッセージ入力で「ネーミング応募」のタイトルを添えて応募作品1件ごとに応募する。1人で複数の応募が可能。応募作品を川谷さんらが審査して当選作品1点を選び、商品に命名する。結果はフェイスブックページとブログ上で発表する。同一作品が複数ある場合は抽選で当選者1人を選ぶ。当選者には命名された商品一式を贈る。

　応募締め切りは11月30日。営業時間は10時～19時。火曜定休。