![昨年1月、自費出版当時の岡野さんと自費出版本。](https://images.keizai.biz/nagasaki_keizai/headline/1372830416_photo.jpg)
長崎ブリックホール(長崎市茂里町)大ホールで7月7日、市民公開講座が行われ、漫画「ペコロスの母に会いに行く」の原作者・岡野雄一さん(63)が講演する。主催は認定NPO法人・長崎在宅Dr.ネットほか。
同作品は長崎在住の岡野さんが認知症の母・光江さん(90)をグループホームに見舞う日常をつづったもので、主に母親の心情をユーモアを交えながら想像して描いている。「ペコロス」とは小さな西洋タマネギのことで、岡野さんの頭部に形が似ていることから自らをそう名付けた。昨年1月、500部だけ自費出版したことをきっかけに、インターネットを通じて人気となり、その後は西日本新聞社から商業出版化されて、現在16万部を突破するベストセラーになっている。現在、岡野さんは全国からの講演依頼に応えて各地で講演活動を行っている。
司会は同NPO理事の出口雅浩医師。会場入り口周辺では、映画「ペコロスの母に会いに行く」の写真や原画パネルの展示なども予定されている。
開演15時30分。入場無料。