長崎県勤労福祉会館(長崎市桜町)で9月1日、長崎市から世界一周の船旅を経験した人が体験談を話すイベントが行われる。主催はジャパングレイス。
体験談を披露するのは長崎市在住の田中芳子さん(63)。昨年夏、横浜から出航した85日間の「ピースボート地球一周の船旅」に参加した田中さんが、旅行中に撮影した写真などを使って船内生活や寄港地での観光の様子などを紹介する。
「ピースボート地球一周の船旅」はNGOピースボートがコーディネイトし、ジャパングレイスが企画・実施する旅行。1983(昭和58)年の開始以来、延べ約5万人が参加しており、地中海や黒海、南半球など行き先が異なるクルーズを年3回実施。個人旅行としては行くことが難しい場所にも訪問できるのが魅力だという。全体の約6割が1人での参加で、過去には10~20代の若者から最高齢者は100歳の参加者までいた。
ジャパングレイスの下地和香子さんは「世界一周というと特別なように感じるが、地元長崎市からの参加者が話すので、きっと身近に感じられるはず。日常とは離れた船旅の魅力と、世界各地の雰囲気を体験できるチャンスなので、ぜひ聞きに来てほしい」と参加を呼び掛ける。
開演は14時。問い合わせはピースボート(TEL 0120-95-3740)まで。