長崎港近くのダイビングスクール「サンクチュアリ」(長崎市元船町、TEL 095-826-1106)が7月初め、同市香焼町の海中で「トビエイ」の動画撮影に成功した。
動画は同校代表でインストラクターの前田和彦さんが撮影。場所は長崎市香焼町の辰ノ口海水浴場近くにある水深18メートル付近海底で、体長1.3メートルほどのトビエイに遭遇した。
現場海域は、九州内外から多くの客が訪れる人気のダイビングスポットで、前田さんはツアー客と一緒に潜っていたという。
「動画撮影はウォータープルーフハウジング(防水カバー)にセットした市販のデジカメ。場所は長崎市内から車で30分ほどの場所だが、普段からこの位のサイズのエイに遭遇するのは珍しくない。ダイバーには当たり前のことだが初めて見る人には驚きかもしれない」と前田さん。
前田さんによると、トビエイは頭蓋の形状によりいくつかの種類があり、小さな背びれを持つ。尾は細長く尾ひれはない。尾には猛毒のトゲがあるので十分な知識を持たず近づいたりすると危険だという。
「ダイビングで一番大切なことは、正しい知識を持った上で大いに楽しむこと。正しい知識があれば今回のようなビデオ撮影も楽しめる。せっかくライセンスを取得しても、ツアーやイベントが少ないと楽しく続けることができない。夏だけがシーズンだと思われがちだが、ドライスーツを着用すれば冬でも寒さを感じない。これからは海水浴シーズンなので、海に興味がある人はぜひダイビングにも挑戦してほしい」と呼び掛ける。
同動画は現在、ユーチューブから視聴できる。