長崎の丸山公園（長崎市寄合町）をメーン会場した「ながさき丸山龍馬まつり」が今日まで開催されている。

　期間中、長崎検番の芸子衆（げいこし）の踊り披露、龍（じゃ）踊り、花魁（おいらん）道中、女神輿（みこし）、宵酔いさるくなどのイベントを開催。同まつりの夜の部として行われる「宵酔いさるく」は、長崎の丸山、思案橋、銅座かいわいのスナックやバーなど参加104店のうち5店を2時間以内に回るはしご酒スタンプラリー。13日20時から丸山公園で行われた出発式では、田上長崎市長のカウントダウンで参加者が夜の街へ一斉に繰り出した。

　ながさき丸山龍馬まつりは、長崎の歓楽街の活性化のために、地元自治会が企画したイベント。昨年、丸山公園内に建立された坂本龍馬の像をきっかけに、これまで別々に行われていた3つの祭りを同じ開催日にまとめて実施するもの。

　毎年「宵酔いさるく」を楽しみにしている参加者も多く、公園内や歓楽街で参加店マップを片手にどの店を訪れるかを計画しているグループの姿が目立った。友人10人と宵酔いさるくに初めて参加した宮上朋子さんは「普段入らない店へ行きたい。気に入ったら別の日にも訪れたい」と話す。丸山公園のイベントと宵酔いさるくは、15日も行われる。

　宵酔いさるくは20時～22時。参加費は、前売り＝3,000円、当日＝3,500円。