長崎・十八銀行本店隣にインド料理店「ムガル・マハル」

「お待ちしております」と呼び掛けるカンデル・タヤ・ラム社長

「お待ちしております」と呼び掛けるカンデル・タヤ・ラム社長

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 長崎新地中華街近くの十八銀行本店隣に12月3日、インド料理専門店「ムガル・マハル」(長崎市銅座町、TEL 095-823-7728)がオープンした。

日替りランチ(700円)

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 同店は福岡市に本店があるインド料理店「パラカス」が運営。社長のカンデル・タヤ・ラムさん(49)はネパール生まれ。インドの料理学校に3年通った後、ホテルのシェフとして各地で活躍した経験を持つ。12年前に独立して福岡市南区高宮に1号店を開業。現在は博多区と糸島市に進出して合計3店舗を経営する。

 長崎進出のきっかけは常連客たちの言葉。「長崎から通って来る常連客の人たちが『長崎にも出してほしい』と異口同音に声を掛けてくれた。それならばと、1年ほど前から長崎市内の物件を探し始めた」とカンデルさんは慣れた日本語で振り返る。いくつもの物件を見て回った末にようやく見つかり、今回のオープンに至ったという。店名は1631年に死去した愛妃「ムムターズ・マハル」のために総大理石の陵墓「タージ・マハル」を建設したムガル帝国皇帝にちなんだという。

 48席を用意する店内にはインド音楽が流れ、広く開放的な雰囲気を演出。オープンして5日ほどにもかかわらず、ランチタイムは口コミで知った多くのビジネスマンやOLでにぎわう。「辛さは0から50倍まで選べるが、長崎の人は5倍以上を頼む人も多い。福岡より辛いものを好む人が多いかもしれない」とカンデルさん。

 ランチタイムの人気メニューは「日替りランチ」(700円)。日替りのカレーに大きな「プレーンナン」とミニサラダが付く。ナンは1枚まで無料でおかわりできる。そのほかにも、さらに「チキンティッカ」とドリンクが付いて8種類のカレーから好きなものを選べる「ムガルマハルランチ」(850円)や、「シークカバブ」とドリンク付きで10種類のカレーから選べる「ビジネスランチ」(950円)など7種類のランチメニューを用意する。

 ディナーのセットメニューは「カピータセット」(1,050円)、「ニューデリーセット」(1,200円)、「タージマハルセット」(1,400円)の3種類を用意。「シークカバブ」「タンドリーチキンハーフ」「タンドリーブロウン」「ハリヤリティッカ」などとカレー、ナン、サラダ、スープ、ドリンクがそれぞれセットされた「ペアコース」は2人前で3,800円。2時間制の「食べ放題、飲み放題コース」(男性3,000円、女性2,500円。4人から)も。

 カンデルさんは「まだ福岡より品数は少ないが、長崎の人たちが何を好むのか聞かせてほしい。多くの人たちに楽しんでもらえる店にしたい」と力を込める。

 営業時間は11時~22時(オーダーストップは21時30分)。ランチは15時まで。

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