布ナプキン専門店「りぼん」(長崎市万屋町)で12月18日、「大人のひょうたんライト教室」が開かれ、初心者の女性を中心に多くの人が手作りの「ひょうたんライト」を楽しんだ。
講師の須田芳己さんは群馬県太田市在住。昨年から本格的に始めたというワークショップ形式の「大人のひょうたんライト教室」は全国に広がっており、主に週末を利用して教室を開いている。今年は9月13日の群馬県を皮切りに、神奈川、東京、栃木、茨城、千葉、埼玉、長崎、札幌、奈良、京都、兵庫、長野、佐賀、諫早など、本会場が34カ所目という盛況ぶり。須田さんは「ユーラシア大陸を横断するくらいは飛び回った」と振り返る。
通常のひょうたんは硬めだというが、ライト用に須田さんが作るのは「柔らか目」。簡単な道具で容易に穴開けができるため、あまりの面白さに一度体験した人はとりこになってしまうという。「ひょうたんライト作りの魅力は穴を開ける楽しさ。同じものは二つとないので、世界に一つのデザイン。教室を始めてから縁がどんどん広がり、多くの人たちに楽しんでもらっている」とも。
この日は、午前の部の定員10人のうち初心者の女性が9人参加。受講生たちは初めてにもかかわらず、須田さんの指導に従ってハンダゴテやヤスリを使って次々に穴を開けていった。参加女性の一人は「こんなに簡単に穴が開くとは知らなかった。ついつい夢中になってしまう」と笑顔を見せる。須田さんが作業に苦労している受講生を回ってアドバイスを行うと、ほかの受講生からも「ああ、なるほど」という声が上がり、開けた穴に色とりどりのビーズを思い思いに埋め込んだ後、LEDライトを内側に取り付けて完成した。
「では、明かりを消してライトを点灯しましょう」と須田さんが呼び掛けると、暗くした部屋に色とりどりのライトが一斉にともった。参加者からは「うわあ」「きれい」という歓声や拍手が起こった。「次はいつやるのですか」と次回の参加表明をする人も。午前の部が終わると、間もなく午後の部の受講生が続々と詰め掛けた。
須田さんは「自称、世界で一番穴を開けさせる男。誰もが夢中で穴を開けたくなる心のスイッチが入る。ストレス解消にもなるので、未体験の人はぜひご参加いただければ」と呼び掛ける。来月下旬には、米・ニューヨークとハワイで同教室を開く予定。