チトセピアホール(長崎市千歳町、TEL 095-842-2700)で1月17日、広島在住のシンガー・ソングライター・二階堂和美さんがコンサートを開く。
昨年6月から同所が取り組む自主事業の一環として行う同イベント。工作のワークショップやアナログレコードのコンサートなど、さまざまな自主事業イベントを行っている。
二階堂和美さんは1974(昭和49)年、広島生まれ。高校時代からバンドメンバーとして活躍し、1997年からソロ活動を開始した。2011年にはオリジナルアルバム「にじみ」を発表。これがきっかけとなり、2013年公開のアニメ映画「かぐや姫の物語」(高畑勲監督)の主題歌「いのちの記憶」に起用され、二階堂さんの名前が広く知られるようになった。シンガー・ソングライターとしてのソロ活動のほか、国内外のアーティストとの共演やゲストボーカル参加などにも積極的に取り組んでいる。主な楽曲にはNHK「おかあさんといっしょ」に採用された「ショキ ショキ チョン」、サントリー「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶」のCMソングなどがある。
コンサート会場の舞台美術は長崎で活動するNPO法人「Tsunagu Family」が担当。同団体はアートを通じた障がい者支援活動を行っており、アトリエや同ホールでの創作ワークショップなどで作り続けてきた作品を舞台美術として使用する。
出口亮太館長は「二階堂さんの優しく力強い歌声と幅広い音楽性、そして何より人懐っこい性格が個人的にも大好き。舞台美術は障がいがある人とない人が、力を合わせて作り上げた傑作なのでぜひ見てほしい」と呼び掛ける。
同コンサートは二階堂さん自身が2歳児の母親ということもあり、年齢制限を設けていない。未就学児の膝上での鑑賞は無料(座席使用は有料)。コンサート中に泣き出した場合に備えて「授乳室」「おむつ替えスペース」を用意する。ベビーカー持参の場合は受付で預かる。
13時30分開場。14時開演。チケットは一般=2,500円、中学生以下=1,000円(全席自由、当日券は500円増)。同ホール、浜屋プレイガイドで取り扱うほか、ホームページからも受け付ける。