長崎経済新聞が創刊して4カ月が過ぎた。今年の四半期PV（ページビュー）1位に輝いたのは、福岡市川端に10月にオープンした「キトラス」。ランキングは今年10月1日から12月27日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。

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　10位までのランキングは以下の通り。（カッコ内は掲載日）

1. 長崎3都市圏共同アンテナショップ「キトラス」、福岡中洲にオープンへ（10/1）
2. 長崎の洋食店が「ステーキトルコライス」－リクエストでメニュー化、話題に（12/8）
3. 長崎の自然食レストランが「ながさきおせち」－鯨じゃがなどの伝統料理で構成（12/2）
4. 龍馬、死なないで－NHK長崎放送局で「龍馬伝」最終回パブリックビューイング（11/29）
5. 長崎の酒種酵母パン店「リンゴのパン」人気に－主婦が週4日だけ開く（11/17）

6. iPhone・iPadで「龍馬伝」ツアー電子書籍アプリで長崎の街を道案内（11/22）
7. 長崎あぐりの丘で「うまか＠ながさき」開催へ－B級グルメが一堂に（10/6）
8. 長崎にスープレストラン「ルパ」－週替わり「世界の旅するスープ」も（11/26）
9. ラジコンヘリ使い龍馬像の後ろ姿を撮影－地元企業が新たな取り組み（10/22）
10. B級グルメ「静岡おでん缶」自販機、長崎に登場－龍馬グッズ自販機隣に（11/16）

　1位の「キトラス」は長崎市、佐世保市、雲仙市が共同で福岡市に出したアンテナショップ。検索キーワードでも上位に上っており、新たな拠点の登場に大きな期待が寄せられている。2位のステーキトルコライスは、ステーキというぜいたくな食材と庶民的なトルコライスとのミスマッチ。12月に入ってからの話題だが、ヤフーニュースからのアクセスが伸びており堂々の2位に。オーナーシェフの林さんがツーリング好きなことも話題になった。3位の「ながさきおせち」は、長崎では正月に欠かせない「鯨じゃが」「ハトシ」などの食材を使った色鮮やかなおせち。これまでは入居するホテルの宿泊客のみに用意していたものを、今年初めて一般販売するという話題。4位の龍馬伝パブリックビューイングは、市民がNHKに働きかけて実現したという話題性に大きな注目が集まった。5位の酒種酵母のパン店には記事公開後、テレビが取材で訪れたという。

　今、話題となっている電子書籍アプリの記事が6位に。特にスマートフォンが今後伸びると予測されているだけに新たなビジネスのヒントになる。ブームが続くB級グルメに関する記事が7位と10位にランクイン。長崎でも本格的にB級グルメのイベントを試みた意義は大きく、有名な変わり種自販機のラインアップになぜか「静岡おでん」が並んだ点が面白い。8位のスープレストランは長崎では新しい形態の飲食店。一般的なスープに対するイメージを変えるきっかけになった。そして、これからの長崎観光の切り札になるかもしれないのが、9位に着けた「ラジコンヘリ」ビジネス。今までは建設現場などの記録用として使われてきた空撮技術を観光資源開発に応用しようという試みだ。汎用性が高いビジネスとして注目を集めている。長崎経済新聞は2011年も「街の記録係」として、広域長崎圏の動向をいち早く伝えていきたい。