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長崎・浜町アーケードで「長崎伝習所まつり」

昨年の長崎伝習所まつり

昨年の長崎伝習所まつり

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 長崎の中心市街地・ベルナード観光通り(長崎市浜町)で3月21日、2015年度に活動した長崎伝習所・各塾の成果を発表する「長崎伝習所まつり」が開催される。

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 長崎伝習所は1986(昭和61)年、長崎市が人材ネットワーク作りと地域活性化を目的とする事業としてスタート。2015年度で30周年を迎えた。

 当初は「ハイテク塾長崎伝習所」の名称で異業種交流の場として「海洋開発」「都市デザイン」「バイオテクノロジー」などをテーマとする塾を設置したが、翌年度からは「国際交流」「食文化」「女性の視点での地域再発見」など活動範囲が次第に広がった。1991年度からは市民と行政との協働の場、長崎を創造・発展させる人材育成と施策創成の場として整備された。2014年度までの29年間で256の塾が設置され、卒業生総数は9018人。

 2015年度に活動した塾は「長崎ビワ感動塾」(井上智子塾長)、「わが町公園de元気塾」(吉村正春塾長)、「アートマニアながさき塾」(内藤修子塾長)、「東京で長崎ーッ!と叫ぶ塾」(黒沢永紀塾長)、「コントラクトブリッジ塾」(牛嶋洋一郎塾長)、「高島グラバー別邸調査・研究塾」(浅尾賢次塾長)、「長崎検定塾 ~もっと長崎ば知ろう~」(小岩寿樹塾長)の7塾。

 「長崎ビワ感動塾」は、生産量日本一の長崎の特産品「びわ」を有効活用する方法の研究開発を目的に井上塾長が開設。「びわは初夏に実を食べるが、種や皮、へたなど65%が廃棄されている。捨てている部分を活用する方法を探すために始めた」と説明する。びわの歴史や栽培方法を学び、「特性を生かす」ための研究活動を月2回ほどの定例会や勉強会で行ってきたという。「知っているようで知らないことがたくさんある。ぜひ成果を見にきてほしい」と呼び掛ける。

 昨年度の塾以外にも「長崎洋館音楽舞踏塾」「長崎の町ねこ調査隊塾」「長崎銀細工研究塾」など、すでに卒業した10塾が参加するほか、各塾のブースを回ってスタンプを集めると景品がもらえる「スタンプラリー」も行われる。

 開催時間は11時~16時。参加無料。

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