TOHOシネマズ長崎(長崎市茂里町、TEL 095-848-1400)で月1回、乳幼児連れのママやパパ向けの映画上映「ママズクラブシアター」が行われている。
同サービスはTOHOシネマズで2003年から提供されているもので、長崎では2008年10月の同館オープン以来実施。赤ちゃんを抱いての移動や赤ちゃんを安心させるなどの理由から館内照明を明るめにし、乳幼児を驚かせないように音量は控えめに、空調なども体調を気遣い調整するなどの配慮も。
同サービスは2009年にNPO法人日本マザーズ協会主催のマザーズセレクション大賞を受賞するなど都心部での認知度は高い。しかし長崎では夏休み期間の利用は多いものの、それ以外の月は数組の利用にとどまることも。その代わり利用客のリピート率は高く、次回開催の日時や作品名の問い合わせもあるという。
「『子どもが泣いてもお互いさま』と気兼ねなく映画を見られる」「赤ちゃんと一緒に映画を見られるとは思っていなかった」「出産以来映画館に行っていなかった」などの反響もある。
同館マネジャーの澤田恵美子さんは「利用した人に楽しんでもらっている。さらに多くの人に利用してもらえれば上映回数や作品数を増やすこともできる。たくさんの人にこのサービスを知ってほしい」と話す。
次回は3月17日10時40分から。作品は「ナルニア国物語 第3章アスラン王と魔法の島」(2D吹き替え)。料金は通常料金。入場は赤ちゃん連れのみに限定。