お笑いコンビ「だいなお」、長崎・茂木でびわゼリー作り-JA全国キャラバンで

びわの鈴でびわゼリーの加工を手伝うお笑いコンビ「だいなお」(写真中央、右)

びわの鈴でびわゼリーの加工を手伝うお笑いコンビ「だいなお」(写真中央、右)

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 お笑いコンビ「だいなお」が3月11日、長崎のJA長崎せいひ日吉支店内の「びわの鈴」加工工場に参加する農家を手伝い、びわゼリー作りに挑戦した。

ミッキーマウスに似ているという、食べられる種がついた「びわゼリー」

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 JAグループ全国連が主催する「JAゴー号」全国キャラバンの取り組みの一環。全国各地のJAをキャラバン隊が訪問し、地域社会におけるさまざまな生活課題の解決に取り組むJAの活動を紹介するもの。お笑いコンビ「だいなお」の2人が「JAゴー号」に乗って全国のJAを巡回しながら各地の農家とふれあい、活動を手伝っている。長崎県は13番目の訪問地となる。キャラバンの内容は専用のホームページで順次紹介されている。

 11日は傷がついたなどの理由で出荷できない規格外品の茂木びわを加工して作ったびわゼリー「びわの鈴」の生産現場を訪問。お笑いコンビらしくピッタリと息を合わせて作業を行った。

 「実は小さいころからびわが大好き」という「なお」さんが、初めてとは思えない慣れた手つきで容器にびわを詰めると、「ぜいたくですよね」と連発しながら「だい」さんが食べられるように加工された種を2粒添えてふたをする工程に容器を渡す。ふたをされたゼリーはいったんお湯につけられた後、常温で並べて固められる。

 「びわの鈴」加工工場は3軒のびわ農家と2軒の一般家庭の市民で運営されている。食べられる種を開発したメンバーの山口鈴子さんは「10年位前にテレビを見ていたら、食べられるびわの種が紹介されていた。これは面白いと思って試行錯誤して完成させた。みんなおいしいと言ってくれたので近所の主婦仲間に教えたらどんどん広まっていった」と振り返る。完成したびわゼリーは1個315円でJA長崎せいひ茂木支店ほか、びわっちファーム太陽の里など長崎市内数カ所で販売されている。福岡市のアンテナショップ「キトラス」でも年間2,000個~3,000個を販売。

 この後キャラバン隊は、12日に長崎市宮摺町のびわ畑で袋かけの手伝いを、13日には「びわっちファーム太陽の里」で「だいなお」が一日店長とお笑いライブを、15日には長崎市茂木町から三和地区までの27キロに及ぶシカ防護柵のメンテナンスを、それぞれ行う予定。

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