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長崎・池島沖の無人島で海ごみ清掃イベント 長崎のすし店などが企画

清掃活動の様子

清掃活動の様子

 海ごみ清掃イベント「長崎海未来大作戦」が7月20日、長崎市池島沖の大蟇(おおびき)島で開催された。

集合写真

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 長崎のすし店「握りのはやし」(長崎市葉山2)とNPO法人「Kanaloa(カナロア)」が主催した同イベント。同NPOは海が好きな学生が2012(平成24)年にダイビングサークルとしてスタート。ダイビングショップ「長崎潜水」(古川町)などと連携し、スキューバダイビングの資格を取得してボートダイビングを楽しむだけでなく、ダイビングスキルを生かして海中の清掃など海洋環境保全活動にも力を入れてきた。「ダイバーと海を育み海の魅力を伝える」をテーマに2023年、NPO法人を設立し、自然環境の魅力を発信するとともに藻場再生や清掃活動、地域活性化活動などに取り組んできた。

 「握りのはやし」店主の林健一さんは「長崎をすしで盛り上げたい」という思いから長崎県産の魚を使ったちらしずしを無料で配布するイベント「長崎すしの日」や「世界一長い寿司(すし)」のギネス世界記録更新に挑む「軍艦大作戦」などを開催してきた。同NPO代表の深瀬叶真さんがイベントをサポートするボランティアに参加し、これまでの活動を林さんに紹介したところ、「長崎の魚を取り扱う飲食店として年に一度は海に感謝して長崎のおいしい魚の品質保護や美しい海の環境保全につながる取り組みになれば」と「海の日」に合わせてイベントの開催が決まった。

 活動を行った大蟇島は深瀬さんが長崎の海の魅力に引かれ、活動に取り組むきっかけにもなった島。日本で2番目、九州では最後まで稼働していた炭鉱があった池島の約2キロ西に浮かぶ無人島。炭鉱の換気用の立て坑が設けられ、海底坑道で池島ともつながっていることから、古い岸壁が残る。対馬海流の影響で冬場も海水温が高く、サンゴや熱帯魚も生息することからダイブサイトとして人気がある。

 当日は「握りのはやし」のイベントをサポートする「はやし会」に参加している親子連れなどを中心に、長崎大学ダイビングチームや「子どもたちに海に触れてほしい」と企画に賛同した「放課後等デイサービスてるみ」(畝刈町)の橋口茂秋社長や同所に通う子どもたち約40人が参加。大瀬戸港から船に乗り込み、島を目指した。

 上陸した参加者らは海岸に漂着した海ごみを、ダイビングチームはスキューバダイビングで海中のごみを清掃。40分ほどの清掃でごみ袋100袋とフレコンバッグ3袋のごみが集まった。参加者からは「ペットボトルやプラスチックごみが多く、外国語表記のタンクや漁具なども目立つ」という声が聞かれた。

 林さんは「子どもたちにも海ごみ問題の現状を知ってもらう機会になったのでは。小さい活動かもしれないが、取り組みを知ってもらい各地で清掃活動などの輪が広がるとうれしい。今後も活動の継続を目指したい」と意気込む。

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