「第2回ひがなが花火祭り」が8月29日、長崎ペンギン水族館(長崎市網場町)第2駐車場で開催される。
1982(昭和57)年、長崎市全域に大きな被害をもたらした長崎大水害では八郎川や日見川が氾濫したことで東長崎地区一帯も浸水し、土砂災害も発生。102人の死者・行方不明者が出た。犠牲者への慰霊と復興を願い、翌年から花火大会を開催し、夏の終わりの風物詩として親しまれてきたが、2019年を最後に途絶えていた。
「地域で親しまれてきたイベントを復活させ、大水害の記憶を次世代に伝えたい」と東長崎商工会青年部が中心となって実行委員会を立ち上げ、昨年、復活した。長崎市東部の東長崎地区と茂木地区の20歳~45歳の若手経営者40人ほどが所属する同青年部。「子どもの頃から親しんできた花火大会。東長崎地区が一体となって盛り上がるイベントを復活させたい」と3年かけて奔走し、昨年復活にこぎ着けた。
当日は網場港の堤防から約2000発の花火を打ち上げ、夜空を彩る。今年はフィナーレに音楽に合わせて花火を演出する音響花火も取り入れる。会場では屋台などの「お祭りグルメ」を楽しめる「ひがながマルシェ」を同時開催してイベントを盛り上げるほか、スタンプラリーイベントやステージイベントも繰り広げる。
会場の長崎ペンギン水族館が今年で25周年を迎えたことから「記念のぼり」を寄贈したという同青年部。3年ほど前に同青年部の部長に就任し、花火大会の復活に向けて実行委員長も務めてきた小松秀充さんは「地域の人々が集い、交流を深めるイベントでもある。地域を盛り上げたいという思いから、ステージイベントには地元で活動するチームによるダンスパフォーマンスやスポーツクラブに声をかけた。夏の思い出となる最高の感動を届けられれば」と意気込む。
開催時間は16時~20時30分。花火の打ち上げは20時からを予定。