長崎まちづくり屋(長崎市魚の町)が8月に発売した「龍馬ねくたい」が現在、話題を呼んでいる。
同社は、6年ほど前に現在の社長・高島茂夫さんが学生らとともに長崎のまちづくりのために何かできないかと集まってできた団体が前身。これまでにも、地元長崎の特徴を生かした「カステラねくたい」や「電車ねくたい」などを発表してきた。
今回の「龍馬ねくたい」の素材はシルク100%。ネクタイの表面には坂本龍馬にかかわる53の事柄や人物の名前を、プリントではなく丁寧に織り込んだ。ネクタイの先端にはQRコードを織り込み、携帯で読み取ると専用サイトにリンクする仕組みになっている。
高島さんは「学生の実学として事業をやってきた。龍馬ねくたいが龍馬伝のブームにあやかったことは否定しない。しかし、こうしてデザイン性で話題を取り、QRコードを付けることで、初めて目にした人は必ず興味を示しアクセスする。ネクタイそのものをメディアにしてしまうことを狙った」と話す。
「電車ねくたい」「カステラねくたい」「龍馬ねくたい」とも、一見しただけでは何のデザインなのか分からないようにできているのが特徴。心理として、「何だろう?」と相手に興味を持たせる仕組みだ。
価格は5,000円。長崎の店舗のほか、同社のホームページでも販売している。