長崎で伊王島大橋完成-ウオーキング大会で5,200人が橋を渡る

風が強い伊王島大橋を渡り始める参加者ら

風が強い伊王島大橋を渡り始める参加者ら

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 長崎市香焼町と伊王島町をつなぐ伊王島大橋の全面開通を3月27日に控えた20日、伊王島大橋開通記念ウオーキング大会が行われた。

コース途中に設置されていた香焼中学校生徒制作の災害復興を応援する絵

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 香焼町にある安保チューリップ畑前広場を出発地とし、伊王島および沖之島を巡る7キロ~16キロの4コースに、佐賀県、福岡県、熊本県、山口県からのツアーを含む合計約5,200人の参加者が集まった。開会式では東日本大震災の犠牲者を追悼して黙とうを行い、伊王島町船津自治会長の高田正男 大会実行委員長が「伊王島の自然を体感してほしい」とあいさつ。田上富久長崎市長のスタートの合図でウオーキングが始まった。オープニングで予定されていたブラスバンドや太鼓の演奏などは震災に配慮してとりやめとなった。

 当日は雨風が吹く天候となったが、雨具を身に着けた参加者はコース内に設けられたチェックポイントを目指して出発。沿道からは同大会のスタッフから「頑張ってください」という声もかけられていた。

 コース内の香焼総合公園グランドには香焼中学校の生徒らが描いた震災復興支援の大きな絵が設置されたり、伊王島大橋上に架橋工事中の写真などが掲示されたりするなど、さまざまな工夫が施されていた。

 長崎市平山台から参加した女性グループは「近所の人はほとんど参加していた。雨が降って大変だったが、しゃべりながら楽しく歩いていたらあっという間に着いた」と話し、佐賀県多久市から参加した女性は「全国の大きなウオーキング大会にはほとんど参加している。海に囲まれた長崎らしいコースで面白かった」と話していた。

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