長崎龍馬会会員らが4月29日、まもなく建立22年を迎える長崎風頭公園の坂本龍馬像を清掃した。
龍馬像の清掃は、ゴールデンウィーク前のこの時期に毎年行われており、今年は会員6人が参加。高さ4.7メートルの龍馬像にはしごをかけて水でぬらした布で汚れを丁寧に拭き取った後、隅々までワックスをかけて磨き上げた。
たまたま訪れた観光客は、清掃作業を珍しそうに見上げ「龍馬が輝いている」と声を上げる場面も。観光客に配慮し、会員らがはしごを外して記念撮影を促す一幕も見られた。
長崎市文化観光総務課によると、NHK大河ドラマ「龍馬伝」ブームに沸いた昨年の長崎の観光客数は610万8,300人で過去2番目の多さ。清掃当日も龍馬像を見学する団体客などが訪れていた。
長崎龍馬会会長の馬渡善裕さんは「龍馬像の建立記念日前に毎年心を込めてきれいにしている。昨年はたくさんの人に見てもらった。5月にはイベントを予定しているので、これからも長崎の龍馬像を見に来てほしい」と呼びかける。
5月21日は坂本龍馬之像建立22周年記念シンポジウム、聖福寺修復チャリティーさるく、同月22日には風頭公園銅像前で記念式典を予定する。