長崎のもざき恐竜パーク(長崎市野母崎)内にある水仙の丘(野母町)で水仙が見頃を迎えている。
県内で唯一、環境省「かおり風景100選」にも選ばれている同所。世界遺産・軍艦島を望む小高い丘に約1000万本の水仙が潮風に揺られ、独特の爽やかな香りと、「花と海と空のコントラストが美しい」景色を楽しむことができる。
毎年水仙の開花時季に合わせて開いている恒例の「のもざき水仙まつり」には多くの見物客が訪れ、にぎわいを見せている。毎週日曜日に行う水仙の花束プレゼントや昨年始まった地元・野母崎で取れた新鮮な魚を使ったつみれ汁の振る舞い鍋は行列ができたという。水仙のプレゼントと振る舞い鍋は2月2日にも開催する。
併せて、野母崎周辺の25店舗が参加するスタンプラリーも開催。参加店や観光スポットを巡り、飲食店を含む3つのスタンプを集めて応募すると抽選で特産品が当たる。
実行委員会担当者は「今季は開花が遅れることが予想され、二分咲きとあまり良くない状況での開幕となった。イベント中に見頃を迎え、多くの人に楽しんでもらっている」と話す。「水仙は次の寒波までになりそうだが、ぜひ野母崎を訪れて楽しんでもらえれば」とも。
入場無料。無料の臨時駐車場も用意。2月2日まで。開花状況は長崎のもざき恐竜パークのウェブサイトで確認できる。