
「伊王島毎日縁日」が7月19日、「CAFE URIURI(ウリウリ)」(長崎市伊王島町1)横の広場で始まる。
同イベントは、伊王島地区の地域おこし協力隊として活動する林田慎一さんと同島で飲食店「ごはんやさん」を営む小峰雅司さん、長崎市南部エリアを盛り上げようと取り組む深堀陽水さんが中心となって「子どもたちが楽しめる場を提供することで新規来島客の創出につなげたい」と企画。海水浴場があり、夏休み期間中に10万人の行楽客を見込む島内にイベントやワークショップを開き、遊び場スペースを設けることで事業者の新たなチャレンジの場にすることを目指す。
期間中、会場に縁日を思わせる櫓(やぐら)やステージなどを設置。期間中は屋台やキッチンカーなどが週替わり・日替わりで10軒ほど並ぶ。スイカ割りやバーベキュー、ワークショップなどのイベントを開催。休憩ができる遊び場スペースも設け、海水浴で疲れた体を休める場も用意する。8月後半には「陽忍者竜将隊」による忍者ショーや忍者体験も予定。
林田さんは「島には長時間開いている飲食店が少なく、夕方にはどこも開いていない。2023年に活動を始めた頃から『せっかく島を訪れたのに店が閉まっている』という行楽客の声をよく聞いていた」と振り返る。「飲食店を集めるだけでなく、アクセサリー作りなどワークショップ型の店にも声をかけ、遊び場として開放することで『縁日』として楽しんでもらえるよう工夫した。夏の伊王島を盛り上げることで、イベントがある楽しい場として知ってもらうと同時に新たな交流につながる場にできれば」と意気込む。「長崎を盛り上げるきっかけにしたい」とも。
開催時間は15時~21時。8月31日まで。