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長崎県庁で「動物愛護フェス」 譲渡会には多くの譲り受け希望者も

イベントの様子

イベントの様子

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 「ながさき動物愛護フェスタ」が9月23日、長崎県庁エントランスホールで行われた。

猫の譲渡会の様子

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 48回目となる同イベントは、9月20日~26日が動物愛護週間となっていることに合わせ、「動物の愛護と適正な飼養についての関心と理解を深める」ことを目的に長崎県獣医師会長崎支部と長崎県、長崎市が主催。動物愛護団体など5団体も参加し、保護犬・保護猫の譲渡会、ステージイベントなどを行った。

 当日は映画「長ぐつをはいたネコと9つの命」の無料上映会のほか、猫の繁殖力のすごさから、野良猫を放置するとどれほど増えるのかを解説したパネル展示、人と動物の関わりを知ってもらうためのクイズラリーを行った。

 猫を中心に保護活動を行う「長崎さくら猫の会」と犬を中心に保護活動を行う「長崎ライフオブアニマル」では譲渡会を行った。猫の譲渡会場では午前中だけで5組ほどの譲り受け希望者が現れ、イベント終了までに3匹のトライアルが決まった。「長崎さくら猫の会」代表の山野順子さんは「保護活動や保護猫を家族に迎え入れるという選択肢への関心の高まりを感じた」と話す。生まれつき障害を抱えていたり事故などで傷を負ったりした傷病猫も障害を個性の一つとして受け入れられる譲り受け希望者への譲渡を積極的に行っている同団体。会場には活動支援を行っている長崎大学地域猫サークル「ねこぺこ」が保護した傷病猫の姿もあった。

 「長崎ライフオブアニマル」代表の木村愛子さんは「今年は子犬を中心に連れてきたこともあり、触れ合い会を兼ねた譲渡会には多くの人に足を運んでもらった。動物愛護に関心を持つきっかけになれば」と期待を込める。

 このほか、長崎居留地エリアで地域猫活動を行う「nfs cats」が親子工作教室を開いたほか、長崎県獣医師会長崎支部による相談会や長崎のご当地ヒーロー「デジマード」によるヒーローショーも行った。福山雅治さんがプロデューサーを務める「長崎の変」のキャラクター「にゃーが」の大型オブジェ「えあにゃー」も展示し、会場を盛り上げた。

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