長崎大学職員のデミー博士こと出水享さんらが現在、11月18日に行う「土木の日SNSアクション」への参加を呼びかけている。
出水さんはインフラ維持管理の技術者養成に携わりながら、子ども向けに土木の仕事や防災の役割を知ってもらうイベントを開いてきた。「土木」の漢字を分解すると「十一」と「十八」になることと、土木学会の前身である「工学会」の創立が1879(明治12)年11月18日であることから、同学会では11月18日を「土木の日」に制定している。
今年で3回目となる同イベントは、担い手が大きく不足する土木の認知度向上と理解を促進すると同時にイメージアップを図るのが目的。土木関係者が一丸となって業界を盛り上げることに加え、一般にも土木に興味を持ってもらうきっかけになることを目指す。2023年は2000件以上、昨年は5000件以上の投稿がXに集まり、トレンド2位を達成した。
土木に対する思いや関連する写真、動画、イラストなどを投稿してもらい、「ベストスマイル賞」「ワクワク土木土木(ドキドキ)賞」「スゴッ!圧巻のスケール賞」などの表彰を行うコンテストも行う。
「土木がなければ道路や水道などのインフラが機能しない。安全で快適な生活は土木があるからこそ。地味な印象があるかもしれないが、人々の生活を守るヒーローであり、未来をデザインするクリエーターだからこそ、土木を憧れの職業ナンバーワンにすることを目指している」と話す出水さん。「今年はさらなる認知向上とトレンド1位を目指したい」と同日11時18分をピークタイム目標に投稿を呼びかけている。
X、インスタグラムのいずれかで撮影した画像や動画を共通ハッシュタグ「#土木の日2025」を付け、個人や団体のアカウントから投稿することで参加できる。公式サイトでは投稿時に利用できるデザインシートを配布している。