学ぶ・知る

長崎で「被災地は今」トークライブ-東北入り体験者5人が討論

  • 0

  •  

 長崎大学文教キャンパス(長崎市文教町)中部(なかべ)講堂で10月30日、「被災地は今」と題し、それぞれの立場で被災地入りした5人のトークライブを行う。主催は東日本大震災学生支援団体「長崎Sip-S」。

[広告]

 同団体は震災発生翌日の3月12日、長崎の大学生が立ち上げた被災地支援のためのプロジェクト団体。学生ならではの意欲、発想力、行動力を生かし、「継続性のある支援」「被災地支援や防災についての学習」「正しい情報の発信」を行っていくことを目標に掲げる。団体発足以来、募金活動や学習、啓蒙活動、チャリティーイベント、現地へのボランティア派遣支援など継続してさまざまな活動を行っている。

 今回のトークライブでは「これからどう生きていくべきか」「未来をどう切り開いていくべきか」をテーマに実際に被災地を訪れた5人が討論する。メンバーは震災翌日に海旅救援隊を立ち上げ、被災地で労働支援や物資供給などを行った名古屋・アーバンカウボーイオーナー、西田優太さん(26)、ペット用品の支援や里親探しなどを行った「長崎の保健所の命を救う会」代表の浦川龍徳さん(35)、長崎・宮城間にトラック便を開設し宮城県産品を持ち帰って販売支援した手作り職人百貨店「心風」オーナーの一ノ瀬恵介さん(45)、労働支援や物資供給、フォーラム主催などを行った長崎Sip-S代表の松岡広明さん(20)。ファシリテーターはチャリティーイベント主催や宮城県産品の販路拡大を行ったカラーセラピストの濱田真理子さんが務める。

 濱田さんは「若い大学生が中心になってこのような活動を展開することは非常に意義がある。被災地の現状を知り、明日への希望を感じられるライブになるだろう。特に名古屋の西田さんの話は必聴。一人でも多く参加してほしい」と呼び掛ける。

 開場17時30分、開演18時。入場無料。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース