毎週末に長崎・浜町アーケードの婦人服店「マツヤ」前で路上鑑定をしている「幸せ師」ユーイチさんこと坂口雄一さんに12月から、カレナさんこと小松玲奈さんが新たに加わった。

　「幸せ師」とは、「関わる人を幸せにしたい」という願いを込めて坂口さんが考えた造語。2009年から坂口さんが経営する同店前で、手相やタロットカードによる5分間のワンコイン（500円）鑑定を始め人気を集めている。鑑定では、占いだけではなく幸せになるためのテクニックを含めて伝えるように心掛けているという。

　占いが行われる週末19時ごろになるとアーケード内に行列ができるほどの人気だが、1日に鑑定できる人数は最大で50人。やむを得ず断ることもあり、手伝ってくれる仲間（幸せ師）を探していた。坂口さんが開いたセミナーに小松さんが参加した際、「手伝ってほしい」と声を掛けたことがデビューのきっかけとなった。

　小松さんは、タロットカード・西洋占星術・手相で占う。月2回、長崎市内にあるクリスタルショップ「京都結び屋」（古川町）のほか、長崎県内のカフェなどでも出張鑑定を行っている。路上鑑定初日は20人、2回目は26人を鑑定した。

　幸せ師としてデビューした小松さんは「路上鑑定を始めてまだ1カ月だが、再度来てくれる方や5分では物足りないと結び屋に来てくれる方もいてうれしい。5分という短時間でも幸せを感じる時間を一緒に過ごせるよう頑張りたい」と意気込みを見せる。

　路上鑑定は毎週金曜・土曜の19時から。長崎ランタンフェスティバルの期間中（1月24日～2月6日）は毎日19時から鑑定を行う。料金は5分で500円。その後の鑑定日などはブログで確認できる。