長崎県生麺協同組合と長崎かんぼこ王国がケチャップ最大手のカゴメ(東京都中央区)と共同で新メニュー「ちゃポリタン」を開発し、地域活性化に取り組んでいる。
「ちゃポリタン」はちゃんぽん麺を使ったナポリタンの造語。ちゃんぽん麺やかまぼこ、玉ネギ、ピーマン、ケチャップなどを使って誰でも簡単に作れる。今年2月、ちゃんぽん麺や具材となる「かまぼこ」に関係する同2団体とケチャップメーカーのカゴメが「新しい長崎名物を開発して地域を盛り上げたい」と取り組みを始めた。
開発に携わった白雪食品(長崎市岡町)は4月26日~30日に開催された「ながさき帆船まつり」会場に専用ブースを出し一般に販売した。「中には1人で2~3回往復する人もいた。『ちゃポリタン』というネーミングが面白いという反応が多かった」と同社担当者。期間中、完売する日もあったという。
「長崎ではちゃんぽん麺も色とりどりのかまぼこも普通に手に入る。長崎の飲食店の新メニューとして『ちゃポリタン』がちゃんぽんやトルコライスに並ぶ新しいブームを起こしてくれれば」と期待を寄せる。